近年、高騰が続くスコッチウイスキー市場において、「4,000円台でこのクオリティ!?」とウイスキーファンを驚かせている話題のボトルがあります。
それが今回ご紹介する、日本市場専売のブレンデッドモルト「メリーパークファーム(Marypark Farm)」です。
2014年にスペイサイドに創業した家族経営の「バリンダロッホ蒸溜所」のシングルモルトを主体に、歴史的なつながりを持つ「クラガンモア蒸溜所」のモルトをほんのわずか(ティースプーン1杯分)だけ加えた、いわゆる「ティースプーンモルト」。普段はタリスカーやアイラモルトといった海風を感じる煙たいウイスキーを愛飲する私ですが、今回はインポーターが「ハイボールで美味しく飲めるように」と本気で設計したこのフレッシュな秀作を、妻が用意した甘く香ばしい「メープルキャラメリゼナッツ」と合わせる晩酌風景をお届けします。
我が家の晩酌ノオト:妻と驚く、ハイボールのためのティースプーンモルト
週末の夜。氷をたっぷり入れたグラスに炭酸水を注ぎ、シュワシュワと弾ける心地よい音を楽しんでいると、妻が小皿にツヤツヤとしたナッツを乗せてやってきました。
テイスティング・レポート

アルコール度数は46%。バリンダロッホのフレッシュな原酒をベースに、全体の5%だけ加えられたシェリー樽原酒が、絶妙な奥行きをもたらしています。
香り(Nose)
グラスに注ぐと、非常にフレッシュで溌溂としたアロマが立ち上がります。青リンゴやレモン、スイカズラのようなフローラルさに加え、バーボン樽由来のバニラやココナッツの甘い香りと、清々しい麦畑の風を感じます。
味わい(Palate)
口に含むと、パイナップルや黄桃、ハチミツ、レモンケーキを思わせる、まるでフルーツポンチのような鮮やかな果実味が弾けます。ただ軽いだけでなく、わずかに加えられたシェリー樽原酒の恩恵で、しっかりとした奥行きと複雑味、モルトの旨味が感じられます。
余韻(Finish)
爽やかな青リンゴの皮のようなフルーティーさと、オーク樽の優しいウッディな余韻がスッキリと続きます。
【テイスティング総評】
ストレートでも十分に美味しいのですが、やはりハイボールにしたときの「ゴクゴク飲める爽快感」と「モルトの豊かな旨み」のバランスが見事です。ブレンデッドウイスキーの手軽さと、シングルモルトの奥深さの”いいとこ取り”をしたような、5,000円前後で買えるボトルとしては破格の完成度を誇ります。
おすすめの飲み方とペアリング
開発者の意図を味わい尽くす「ハイボール」
このボトルの真骨頂は、間違いなく「ハイボール」です。炭酸ではじけることで、青リンゴやパイナップルのようなフルーティーな香りが一層華やかに開き、モルトの甘みと爽快感が最高のバランスで口の中を満たしてくれます。
至高のペアリング:メープルキャラメリゼナッツ
カリッと香ばしく、メープルシロップの優しい甘みがコーティングされたキャラメリゼナッツを合わせてみます。
メープルシロップの深い甘みとナッツの香ばしさを、フレッシュな果実味溢れるハイボールが包み込み、爽快に洗い流す。エンドレスに楽しめる危険で至福のマリアージュです。
メリーパークファームをおすすめする方
- 青リンゴやパイナップルのような、フルーティーで華やかなウイスキーが好きな方
- 毎日の晩酌で、ゴクゴク飲めるワンランク上の美味しいハイボールを探している方
- コストパフォーマンスに優れた、話題のブレンデッドモルト(ティースプーンモルト)を試してみたい方
- ナッツやドライフルーツなど、ちょっとしたおつまみと一緒に家飲みを充実させたい方
まとめ

日本市場のハイボールファンのために、徹底的に考え抜かれて生み出されたティースプーンモルト「メリーパークファーム」。
バリンダロッホ蒸溜所のフレッシュな酒質と、5%のシェリー樽原酒がもたらす魔法のような奥行きは、お手頃な価格が信じられないほどの満足感を与えてくれます。メープルキャラメリゼナッツとの相性も抜群で、いつもの晩酌がワングレード上の華やかな時間へと変わりました。
明日もまた、素晴らしいウイスキーとの出会いがありますように。乾杯。
