【ウイスキーレビュー】キャンベルタウンジャーニーの味とおすすめの飲み方!ハイボールとの相性は?

【ウイスキーレビュー】キャンベルタウンジャーニーの味とおすすめの飲み方!ハイボールとの相性は?

香川の田舎で、毎夜の晩酌を心から楽しんでいる「晩酌ノオト」管理人のみなみです。
ウイスキー沼に足を踏み入れると、どうしても避けては通れない、そして頭を抱える問題があります。 それは……「スプリングバンク、高すぎて買えない問題」です。

我が家のキャンベルタウンジャーニー晩酌ノオト

キャンベルタウンモルトの絶対的王者。一度は飲んでみたい、いや、ボトルで家に置いておきたい。しかし、ネットを見ればお小遣い数ヶ月分にもなる恐ろしいプレミア価格。たまに定価で出たという情報をX(Twitter)で見かけても、地方の田舎住まいでは酒屋さんに行く頃には影も形もありません。

「正規の値段で買えないなら、もうキャンベルタウンは諦めるしかないのか……」
そんなお小遣いおじさんの鬱屈としたモヤモヤを見事に吹き飛ばしてくれた救世主。それが、今回ご紹介するハンターレイン社の「キャンベルタウンジャーニー」です。

妻
ちょっと、また新しいウイスキー増えてない? こないだ海外から高いの買ったばっかりじゃないの。

みなみ
みなみ
ギクッ。い、いや、これは違うんだよ! 本当はスプリングバンクっていうキャンベルタウンのすごいボトルが欲しかったんだけど……

妻
(ジロリと睨んで)またお小遣い前借りする気?

みなみ
みなみ
違う違う! スプリングバンクは高すぎて手が出ないから、これはその地域の原酒をブレンドした「キャンベルタウンジャーニー」っていうボトルなの。お値段もかなりお手頃で、家計に優しい優秀な代打なんだよ!

妻
ふーん……。まあ、お手頃ならいいけど。代打って言うけど、ちゃんと美味しいの?

みなみ
みなみ
それがね、お値段以上の素晴らしい実力派なんだよ。(ドヤ顔)

本家スプリングバンクへの未練タラタラなモヤモヤから一転、手頃な価格でキャンベルタウンの魅力に触れられる喜び。妻からの厳しい追及も「お手頃価格」という印籠で難なくクリアです。

それでは、お小遣いおじさんの心を救ってくれたこのボトルの実力を、じっくりとテイスティングしていきましょう!

テイスティング・レポート:プレ値のモヤモヤを吹き飛ばす、本場の潮風と甘み

デスクに置かれたキャンベルタウンジャーニーとテイスティンググラスの写真

「キャンベルタウンの原酒をブレンドしたお手頃ボトル」ということで、期待半分・妥協半分でグラスに注ぎましたが……一口飲んで、本家への未練が吹き飛びました。アルコール度数は46度と、しっかりとした飲みごたえが期待できる数値です。

香り(Nose)

グラスに鼻を近づけた瞬間、まず飛び込んでくるのはキャンベルタウンモルト特有の「潮風(海辺の香り)」です。そしてその奥から、パイナップルやオレンジよりももっと甘みが強くフレッシュでトロピカルな果実香、西洋スイカズラのようなフローラルな華やかさがしっかりと感じ取れます。お手頃価格のブレンデッドモルトとは思えないほど、香りの立ち方が非常に豊かです。

味わい(Palate)

口に含むと、雑味のない非常にクリーンな甘みが広がります。パイナップル、レモンパイやハチミツ、そしてバニラをたっぷりと使った焼き菓子のような、モルトの旨みがギュッと詰まった濃厚な甘さ。そこにキャンベルタウンの特徴的な塩気と、かすかなスモーク感が混ざり合い、甘いだけではない「港町のウイスキー」としての厚みを見事に演出しています。

程よいビターさからの甘酸味のある余韻が本当に心地よいですね。

余韻(Finish)

飲み込んだ後も、バニラや甘いオーク樽の香ばしさが口の中に優しく残ります。そして最後には、やはりほんのりとした塩気が舌の上に心地よく残り、次の一口を強烈に欲求させる素晴らしいフィニッシュです。

【テイスティング総評】

スプリングバンクを筆頭に、今や高嶺の花となってしまったキャンベルタウンのウイスキーたち。しかし、この「キャンベルタウンジャーニー」には、私たちがキャンベルタウンモルトに求めている「フルーティーな甘み」と「潮の香り」が、見事なバランスでしっかりと詰め込まれています。 「プレ値で買えない……」とスマホの画面を見てモヤモヤしているお小遣いおじさんにこそ飲んでほしい、最高にコスパが良く、最高に満足度が高い「救世主」のような一本です。

おすすめの飲み方とペアリング:本場スコットランドのパブ気分を食卓で!

ストレート・ハイボール

ストレートは勿論美味しいですね。ロックにしてみると甘さがより広がるような感覚を受けました。少しビターさが目立つかなとも思いましたが、甘さとモルティさが心地よく、これで塩っ気が出てくれたらよかったのですが、若干塩っ気は感じにくくなりました。ストレートで飲むよりも滑らかですが、インパクトは薄れたように思います。というのも少し味わいが単調になったかのような印象を受けました。

ハイボールにしてみると、凄くスッキリとしたフルーティな甘酸味とわずかな塩っ気がとても美味しいですね。少しフローラルな印象を受けるハイボールで好きな方も多そうですね。

心地よい味わいというのが一番しっくり来ますね。華やかでいてフルーティそして微かな塩味で楽しめると思います。ただ食中酒としては純和食とは合わせにくいかもしれません。

ハイボール × 「塩コショウ強めの卵ツナサンド」

キャンベルタウンジャーニーのペアリングに「卵ツナサンド」を合わせてみた時の写真

キャンベルタウンという港町の情景を思い浮かべ、「地元のパブや家庭で手軽に食べられているもの」を想像した結果、今回私がたどり着いたのが、日本の食卓でも大定番の「卵ツナサンド」です。

合わせる際の最大のポイントは、塩コショウをしっかりと強めに効かせること
ツナの旨みと塩気、そしてマヨネーズと卵のコクのある油分を、キャンベルタウンジャーニーで作ったハイボールの炭酸がスッキリと洗い流してくれます。そして何より、強めに振った塩コショウのスパイシーさが、キャンベルタウンモルト特有の「潮の香り(ブリニーさ)」と完璧にリンクするんです!

キャンベルタウンジャーニーはこんな方におすすめ!

  • スプリングバンクの高騰や品薄にモヤモヤしている方
  • 強烈なピート(煙臭さ)は苦手だけど、海を感じるウイスキーが好きな方
  • 気取らない「日常のおつまみ」で至福のハイボールを楽しみたい方

キャンベルタウンジャーニーをおすすめする方の最有力候補としては、やはりスプリングバンクを購入したいけれど手が届かない方が一番かなと思います。少し落ち着いてきたウイスキーですが、スプリングバンクは以前少なく、プレ値のままです。でもやっぱり飲みたいですよね。

そこでブレンデッドモルトながらもスプリングバンクが入っているという贅沢感を味わって楽しむのがいいですね。

またキャンベルタウンの銘柄はブリニーでも知られています。ただアイラ島の銘柄やスカイ島の銘柄ですと、海洋のピートが気になる方も多いのではないかな。そんな時に潮っ気のある銘柄なのにフルーティというキャンベルタウンの立ち位置は最高ですね。

まとめ:妻も認める「モルトの香水」。お小遣いおじさんのささやかな勝利

妻にキャンベルタウンジャーニーの香りを嗅がせて解説を始める私のイメージ

みなみ
みなみ
「ちょっとこれ、匂いだけ嗅いでみてよ。『モルトの香水』って言われてるウイスキーが入ってるらしいんだ」

妻
えー、また正露丸みたいな煙たいやつじゃないの?……クンクン。あ、本当だ。なんか果物みたいで甘くていい匂い

みなみ
みなみ
(心の中でガッツポーズ)でしょ!

数万円もするスプリングバンク本家への未練は、妻のその一言でスッと消えていきました。
プレ値のボトルに手が出なくても、数千円のこのボトルで「モルトの香水」の片鱗と、キャンベルタウンの潮風を夫婦で共有できる。これだからウイスキー沼は奥が深く、やめられないのです。

お手頃価格で大満足の「キャンベルタウンジャーニー」。本場への憧れと、我が家の日常が交差する、今夜も最高の一杯となりました。明日からもまた、お小遣いを上手くやりくりしながら、日々の晩酌を楽しんでいきたいと思います!

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