いつもはスコッチシングルモルトをご紹介することが多い『晩酌ノオト』ですが、今回は少し趣向を変えて、アメリカが誇るテネシーウイスキーの特別な一本をご紹介します。
お馴染みの黒いラベル、ジャックダニエル。その中でも、アルコール度数50度(100プルーフ)という厳格な基準「ボトルド・イン・ボンド法」をクリアしてボトリングされたのが、この「ジャックダニエル ボトルド・イン・ボンド」です。
通常のジャックダニエルよりもはるかに濃厚でパンチの効いたこのボトル。一体どんな深い味わいが隠されているのでしょうか? 今夜は少し「背徳感」のあるジャンクなペアリングとともに、じっくりとレビューしていきます!
我が家のジャックダニエル ボトルド・イン・ボンド晩酌ノオト
テイスティングレポート

グラスに注いで、まずはストレートでじっくりと向き合ってみました。
香り(Nose)
グラスを近づけると、アメリカンウイスキー特有の若干の溶剤香を感じますが、すぐに香ばしいアーモンド、カラメル、焦がしたオーク、そしてシナモンが絡み合う、非常に濃厚な香りが立ち上ります。
味わい(Palate)
口に含むと、バニラやメープルシロップのような強い甘味が押し寄せます。香りにもあったオークの焦がしたニュアンスと溶剤っぽさの中に、はっきりと「バナナ」を感じるのが面白いですね。舌に纏わりつくような、テクスチャーのしっかりした甘味が特徴的です。
余韻(Finish)
バニラやバナナの甘味、そしてシナモン系のスパイスが長く続きます。甘味の強さもさることながら、樽が焦げたニュアンスがメープルシロップのような香ばしい甘味と同調し、ただ甘いだけではない奥深い美味しさを感じさせてくれます。
【テイスティング総評】
度数50度という力強さを持ちながらも、バナナやメープルシロップの芳醇な甘味と、焦がした樽の香ばしさが絶妙なバランスで成り立っている素晴らしいウイスキーです。ストレートで飲むとアルコールのボリューム感と複雑な甘味をダイレクトに感じることができ、非常に満足度の高い一杯に仕上がっています。
おすすめの飲み方とペアリング

オン・ザ・ロックス
氷を入れると、ストレートで感じた強い甘味はそのままに、若干スパイシーさが引き立ちます。ストレートで気になっていた溶剤っぽさはスッと弱まりました。時間が経ち氷が溶け始めると、若干のビターさが顔を出し、甘味とのバランスがより一層良くなります。個人的にとてもおすすめの飲み方です。
ハイボール
炭酸で割ると溶剤感は全くなくなり、ほんのりフルーティーでスッキリとした甘口のハイボールになります。焦がした樽香がふわっと現れては消えていくような上品な印象で、とても飲みやすいです。ただ、ストレートやロックの「濃厚な味わい」を知ってしまうと、ハイボールで薄めてしまうのは少し勿体ない気もしてしまいますね。
おすすめ:オールド・ファッションド(カクテル)
グラスに角砂糖を潰し、アンゴスチュラビターズを振りかけてこのボトルを注ぎます。濃厚な甘味に角砂糖が加わるのですが、決して「甘すぎる」ということはありません。ビターズのほろ苦さが下でしっかりと支え、見事なバランスを取ってくれます。仕上げにオレンジピールを絞り入れると、オレンジオイルの爽やかさが加わって、信じられないほど美味しい一杯になります。
晩酌ノオト的おすすめペアリング:ジャックコーク × ハンバーガー

ジャックダニエルといえば、コーラで割った「ジャックコーク」も外せません。これに合わせるならズバリ「ハンバーガー」です。 フィッシュやチキンよりも、断然「ビーフパティ」のハンバーガーをおすすめします。ジャンク感が堪らないのですが、味わいの相性はまさに抜群。お好みのハンバーガーをテイクアウトして、最高の背徳感を味わってみてください。
ジャックダニエル ボトルド・イン・ボンドをおすすめする方
- 通常のジャックダニエルよりも、さらにリッチで濃厚な味わいを求めている方
- バニラやバナナ、メープルシロップのようなしっかりとした甘味のウイスキーが好きな方
- 自宅で本格的な「オールド・ファッションド」などのウイスキーカクテルを楽しみたい方
- 週末の夜に、ビーフハンバーガーとジャックコークで最高の「背徳感」を味わいたい方
やはり濃厚な甘味とどんな飲み方でも飲み応えをしっかりと感じられるジャックダニエルというのはとても大きいですね。ジャックダニエルNo.7を飲んで「美味しいなぁ」と思った方の次に購入するボトルとしておすすめです。
まとめ

スコッチの繊細さとはまた違う、力強くも甘美なアメリカンウイスキーの魅力。
「ジャックダニエル ボトルド・イン・ボンド」は、ロックでじっくりとその甘味とビターさの移ろいを楽しむのも良し、オールド・ファッションドでクラシカルにキメるのも良し。そして時には、お気に入りのビーフハンバーガーにかぶりつきながら、最高のジャックコークで背徳感たっぷりの晩酌を楽しむのも最高です。
ぜひ皆さんも、この濃厚でリッチな味わいにどっぷりと浸かってみてください。
