アイラ島のファームディスティラリー(農場型蒸溜所)として、世界中のピート愛好家から絶大な支持を集める「キルホーマン」。休売や限定リリースのニュースが多い昨今のウイスキー業界ですが、アイラモルトファンが歓喜する最高のニュースが飛び込んできました。なんと、キルホーマンの新たなコアレンジ(通年販売の定番品)として、初の熟成年数表記を持つ「キルホーマン ロックサイド 11年(Rockside 11 Years Old)」が正式にリリースされました。
今回は、アイラモルトの新たな歴史の1ページとなるこの画期的な新ボトルの全貌を、速報でお届けします。
我が家の晩酌ノオト:キルホーマンにコアレンジ追加
書斎のPCでウイスキーの最新ニュースをチェックしていると、アイラ島からとんでもない情報が飛び込んできました。思わず「おっ!」と声を上げた私の背後から、大学の休みで帰省している長男が画面を覗き込んできます。
待望のレギュラーボトル:ロックサイド11年
「ロックサイド 11年」の最大の魅力は、アイラ島で唯一の「シングルファーム・シングルモルト」であるという点です。
蒸溜所が位置するロックサイド農場(Rockside Farm)で自社栽培された大麦のみを使用し、製麦(モルティング)からピート焚き、蒸溜、熟成、ボトリングに至るまでの全工程をアイラ島内で完結させています。まさに、キルホーマンが設立当初から掲げてきた「100%アイラ産」という夢の結晶です。
フラッグシップの「マキヤーベイ」がフェノール値50ppmのヘビーピートであるのに対し、このロックサイド11年は自社製麦による20ppm(ライトピート)を採用。熟成にはバーボン樽とシェリー樽の両方を組み合わせた構成となっており、アイラモルト特有の潮気や穏やかなスモークとともに、長期熟成がもたらす深い甘みが期待できます。
これらの情報から年次リリースされている「キルホーマン100%アイラ」の11年熟成版がしかもコアレンジに追加されたという事でしょうね。
どんな味わい?予想されるテイスティングノート
現在公式発表されているテイスティングノートからは、11年という歳月が育んだ美しく複雑な熟成感が伝わってきます。
- 香り(Nose):オレンジやレモンピールのフレッシュな柑橘の香りに、エルダーフラワー、ハチミツの優しい甘さ、そして海風を感じる穏やかなマリタイム・スモークが立ち上がります。
- 味わい(Palate)シトラスやトロピカルフルーツの果実感と、大麦糖、トフィーアップル、塩キャラメルのような濃厚な甘さが広がり、その奥から繊細なピートスモークが心地よく顔を出します。
- 余韻(Finish)バタースコッチやクルミの香ばしさ、そしてジューシーな柑橘とストーンフルーツ(桃やアプリコットなど)の豊かな風味が、長くシルキーに続きます。
【我が家の家族の晩酌風景】発売日を待ちわびながら
PCの前でひとしきり興奮を分かち合った後、私たちはリビングのテーブルへと移動しました。
トングで氷を操り、炭酸水を静かに注ぐ。弾ける泡とともに、部屋中にフレッシュなスモーク香が広がっていきます。
まとめ

キルホーマンが長い年月をかけて辿り着いた、ひとつの到達点とも言える「ロックサイド 11年」。限定品ではなく「コアレンジ」としてリリースされたことで、この素晴らしい味わいにいつでも出会えるようになったのは、私たちウイスキーファンにとって本当に嬉しい限りです。
日本市場への本格的な上陸時期や価格の発表はこれからになりますが、バーのバックバーや酒販店の棚でこの真新しいボトルを見かける日が、今から本当に待ち遠しいですね。
