アイラ島の巨人として、世界中の熱狂的なファンを持つ「ラガヴーリン蒸留所」。限定リリースやコラボボトルが話題になることが多い同蒸留所ですが、今回、なんと約9年ぶりとなる「通年商品(コアレンジ)」の新作ボトルが追加されるというビッグニュースが飛び込んできました。
その名も「ラガヴーリン 11年 スイートピート(Lagavulin 11 Year Old Sweet Peat)」。
定番の「8年」と「16年」の間に位置するこのボトル。今回は、その魅力的なスペックと予想される味わいについて、いち早くウイスキーニュースとしてお届けします。
我が家の晩酌ノオト:煙たいのに甘い?「スイートピート」の謎
夜も更けたリビング。私がノートパソコンの画面を見つめていると、帰省中の長男が冷蔵庫にお茶を取りにやってきました。
待望のレギュラーボトル!「11年 スイートピート」の中身とは?
今回の「11年 スイートピート」がウイスキー界隈で大きな話題を呼んでいる理由は、その「熟成樽」の構成にあります。
ラガヴーリンといえば、フルーティーでリッチな「シェリー樽」のニュアンスが特徴的ですが、このボトルは全量を「ファーストフィル・アメリカンオークのバーボン樽」のみで11年間熟成させています。
- 熟成年数:11年
- 樽構成:ファーストフィル・アメリカンオークのバーボン樽100%
- コンセプト:「甘さと煙の融合」
マスターブレンダーのスチュアート・モリソン氏が手掛けたこの一本は、ラガヴーリン特有のキャンプファイヤーのような力強いスモークを維持しつつ、バーボン樽由来のバニラやキャラメルの甘さを前面に押し出し、より親しみやすい味わいに仕上がっているとのこと。
どんな味わい?予想されるテイスティングノート
海外のレビューや公式のテイスティングノートから、その味わいを紐解いてみましょう。
- 香り(Nose):バニラ、ミルクチョコレート、トロピカルフルーツの甘く華やかな香りが先行し、その奥からラガヴーリン特有の潮風(ブライニー)やヨード、焚き火の煙が静かに立ち上がる。
- 味わい(Palate):口当たりはシロップのようになめらか。塩キャラメルやハチミツの濃厚な甘さが広がり、中盤からピートスモークとダークチョコレートのほろ苦さが顔を出し、見事なバランスを保つ。
- 余韻(Finish):温かみのあるバニラトフィーの甘さと、静かに燃えるキャンプファイヤーのようなスモーキーな余韻が心地よく長く続く。
【我が家の家族の晩酌風景】発売日を待ちわびながら
早速馴染みの酒屋に電話するみなみ。
電話を切る。
まとめ

約9年ぶりのレギュラーボトルとなる「ラガヴーリン11年 スイートピート」。シェリー樽を使わず、あえてバーボン樽100%で勝負に出たこのボトルは、アイラモルトの新しい可能性と「甘臭い」魅力を存分に楽しませてくれそうです。
ウイスキーはグラスの中の味を楽しむだけでなく、こうして新しいボトルのニュースを見ながら、どんな味わいなのかと想いを巡らせる時間もまた最高の肴になりますね。
記事の執筆を終えウイスキーの棚を見てみると、ラガヴーリン16年も8年も飲み干してストックがない事に気づく。「まずは16年買わなくちゃな」と、いつか我が家の食卓に新しいものも含め定番のラガヴーリンが並ぶ日を楽しみにしながら、今夜は手元にあるアイラモルトのグラスを傾けようと思います。
明日もまた、素晴らしいウイスキーとの出会いがありますように。静かな夜に、乾杯。
